HIVとAIDS(エイズ)の症状と治療と予防法

HIV(ヒト免疫不全ウイルス Human Immunodeficiency Virusの略)は、人の免疫細胞に感染して、免疫細胞を破壊し、最終的に後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症させる事もあるウイルスです。

HIVとAIDS(エイズ)の症状

感染後、数週間でインフルエンザに似た症状を発症する場合もありますが、HIVに感染しただけでは、症状のない人も多いのです。免疫機能の発動に必要なCD4+T細胞というリンパ球などに感染し、比較的長い潜伏期の後に活性化して、CD4+T細胞を破壊してしまいます。

CD4リンパ球の減少とともに徐々に免疫力が低下し、日和見感染症(ひよりみかんせんしょう(通常なら感染症を起こさないような感染力の弱い病原菌が原因で起こる感染症)などの合併症を発症していきます。

HIV感染症は大きく分けて、急性感染期⇒無症候期⇒AIDS期の順に進行してきます。無症候期が10年程度続き、その間にCD4陽性T細胞数は徐々に減少していき、200/μl以下になると日和見感染症、日和見腫瘍が発生しAIDSとなります。厚生労働省の定めでは、23の合併症のいずれかを発症した場合、AIDSと診断されます。

<CD4リンパ球数と、発症する可能性のある日和見感染症の関係の目安>
*必ず発症すると言う訳ではありません。

CD4リンパ球数/合併症
500~200/μl 帯状疱疹
結核
カポジ肉腫
悪性リンパ腫
200/μl以下 ニューモシスチス肺炎
ガンジダ症(食堂など)
クリプトコッカス髄膜炎
トキソプラズマ脳症
サイトメガロウイルス網膜炎
非結核性抗酸菌症
原発性脳リンパ腫
HIV脳症

HIVとAIDS(エイズ)の治療法

一度感染すると体内からHIVが無くなる事はありません。抗HIV薬などで、HIVを抑制し、病気の進行を抑える事になります。CD4リンパ球が低くなる前に、早期治療を開始すれば、CD4リンパ球がゆっくり回復しAIDSを発症せずに済んだり、あるいはAIDSを発症していても治療を続ければ、CD4リンパ球が回復してゆく事もあります。

HIVとAIDS(エイズ)の感染原因

主に、性的感染、血液感染、母子感染があり、性的感染は、性行為全般、オーラルセックス(フェラ)などで、血液感染は、感染者の血液が、傷、輸血、麻薬まわし打ちなどで、血液中に侵入し感染します。特に麻薬・覚醒剤中毒者間の注射器・注射針の使い回しは感染率が際立って高い結果が出ています。

現在では、輸血や血液製剤からの感染のリスクは非常に低く、全ての血液が事前にHIV感染の有無を検査されています。母子感染は、三つの経路があり、出産時の産道感染、母乳の授乳による感染、妊娠中に胎児の感染です。

HIV、AIDS(エイズ)の感染確率

HIVとAIDS(エイズ)の予防法

性的感染は、不特定多数(確率的にその中に感染者が含まれているため)との性行為の自粛、またコンドームの着用によるセーファーセックス (性感染症やHIVに感染するリスクを下げるように配慮した性行為)での感染確率を抑えるなどです。

血液感染は、自身に傷がある場合などは、感染者の血液が傷に触れないようにしたり、また、麻薬まわし打ちをしないなどです。

母子感染の予防法は、帝王切開を行い母親の血液を付着させない方法(100%は防げません)、HIVに感染した母親の母乳を与えないことです。また、胎内感染は、胎盤を通じ子宮内で子供に感染するので、完全に感染を回避することは難しいです。

感染を避ける方法として、妊娠中に母親がHAART療法(はーとりょうほう(複数の抗HIV-1薬を各人の症状・体質に合わせて組み合わせて投与し、ウイルスの増殖を抑え後天性免疫不全症候群 (AIDS) の発症を防ぐ治療法)により血中のウイルス量を下げ、子供に感染する確率を減らす方法があります。

 

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