ストレスの影響と対策

ストレスの原因(ストレッサー)には、物理的、化学的、生物的、心理的ストレッサーに分類され、寒冷、騒音、薬物、炎症、感染、怒り、不安など様々な事柄で、ストレッサーが作用した際、非特異的生体反応(ストレス反応)を引き起こします。

ストレス反応とは、ホメオスタシス(恒常性:体を常に一定した安定状態を保とうとする反応、)によって、ストレッサーにより体内のバランスが崩れた状態(ストレス状態)から元の状態に戻そうとする、言わば防衛反応です。ストレッサーにより起こるストレス反応の一連の流れを「ストレス」と呼ばれています。

ストレスの種類

ストレスには生体的には2種類存在します。1つは、体に有益な快ストレスで、2つ目は体に不利益な不快ストレスです。

<有益な快ストレス>
人体と言うのは不思議なもので、逆にまったくストレスが無い状態というのも体に様々な悪影響を及ぼします。体温調節機能の低下し酷くなれば、鬱、幻覚、幻聴、妄想といった症状まで現れるという例もあります。もしも、0~10までのストレスレベルがあったとした場合、
ストレスのバランス
0でも10でも偏ればバランスが崩れてしまうと言う事です。例えるならば、まったくの無菌状態だと免疫が出来ず体は弱くなり、逆に雑菌だらけの劣悪な状態だと免疫力をはるかに超え病気になってしまうと言う訳で、必要最低限、抵抗力を付ける為のワクチンみたいなものです。身体や心のバランスを保つには、適度にストレスが必要であり、それが、「体に有益な快ストレス」になります。

<不利益である不快ストレス>
これは、先ほどの例で言うと、雑菌だらけの劣悪な環境の中、自身の免疫力を超え感染してしまった状態です。わかり易く言うならば、ダムの決壊あるいは、コップから水があふれこぼれ出すと言った状態です。過剰なストレッサーによりストレス反応(ホメオスタシス(恒常性:体を常に一定した安定状態を保とうとする反応、)が働くが、一定の限界を超えてしまい、身体や心に強い負荷がかかり様々な悪影響を与えます。これが、「不利益である不快ストレス」と言う事になります。

ストレスによる身体や心への影響

ストレスによって大きく影響されるのは自律神経系になります。自律神経系は、循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝などの機能を制御する働きがあり、内分泌系(ホルモンを分泌する器官)と協調しながら、色々な生理的パラメータを調節しホメオスタシス(恒常性:体を常に一定した安定状態を保とうとする反応、)の維持に働きかけます。自律神経系には、交感神経と副交感神経があり、ストレスを感じている時は、交感神経が興奮状態にあり、リラックス時には副交感神経が興奮状態になります。

ストレス対処

ストレス対処は別名、ストレスコーピング、ストレス・マネジメントなどと言われ、ストレッサーを処理するために意識的に行う行動や思考の事です。ストレス解消には3Rが重要になります。

<3R>
・Rest(休憩)
・Relaxation(リラクゼーション)
・Recreation(レクリエーション)

*頭文字の略語

ストレスの対象になる事柄は、人それぞれ違いはあると思いますが解消法の例として、

風呂(湯船)に浸る。この時、熱いと感じる温度ではなく、20~30分は入ってられる位の温度(眠くなる位の温度)が良いです。また、暗くして、アロマキャンドルをなどを灯すとリラックス効果に良いとされています。

キャンドル癒し

*寝ながらのキャンドルの使用はしないで下さい!火事の元になってしまう事もあり危険ですので。

 

動物が平気な方なら、猫カフェなど猫をなでる。と言うのも猫が甘えている時などにだす「ゴロゴロ音」には、人のストレスや不眠、不安感を癒してくれる自然治癒力があると認められています。もともと猫のゴロゴロ音は、母猫が仔猫に対して、なだめて打ち解けるためにいちばん最初に送るシグナルと言われていて、このゴロゴロ音は20〜50ヘルツの低周波音であり、ポジティブな思考や幸福感を私たちの脳に伝えてくれる効果があるそうです。

さらに、猫は骨折をしても、他の動物と比べて3倍の速さで回復すると言われ、その原因にこのゴロゴロ音による振動が挙げられているとされ、実際、フランスの理学療法士が、それを再現して人間の骨治療に用いているという話もあります。海外では、猫のゴロゴロ音に関する本も出版されいたり、「ゴロゴロセラピー」という自然治癒法を提案している獣医師もいて、ストレスをなだめる強い効果があり、免疫力を上げ、副作用のない薬とまで言われています。

癒し猫 (2)

ゴロゴロ↓

 

 

趣味を持つと言うのも非常に効果的です。何か没頭できる物事があれば、余計な事を考えずに、楽しい時間に集中できます。スポーツ、物作り、音楽を聴く、カラオケで歌う、ピクニックや山に登るなど様々ですが、「日常」にストレスを感じるのであれば「非日常」的な事をすることで、心身ともにリフレッシュでき、結果、充実感、満足感、達成感を得られストレス解消に繋がります。

 

笑ったり泣いたりすることで、副交感神経を働かせる。研究によると、何かに感動して涙があふれるときには、共感に関与する脳の「内側前頭前野」の血流増加が起こり、このことで極端な副交感神経の興奮状態が引き起こされるのだそうです。
なので、涙を流した後は、意外にもスッキリさわやかな気分になる事が多いです。このさわやかな気分こそ「副交感神経の興奮」によって得られる究極のリラックス状態です。

笑っている時は、がん細胞や体内に侵入するウイルスなど、体に悪影響を及ぼす物質を退治しているリンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞が活性化する効果があり、さらには、幸福感、鎮痛作用、血行促進、脳の働きが活性化なども確認されています。人間だけが持つ「笑う」という能力には、限りない可能性を秘めた能力ではないでしょうか。

 

仲間をつくる事と多少適当にテキトーになる事。仲間と話し合うことでがん患者の余命が伸びるという研究結果もあり、人に悩みを聞いてもらい苦しみを分かち合うこと、心のあり方で体も大きく変わることが示されています。また、責任感が強すぎたり、一人で抱え込むとストレッサーが強くなります。社会にいると非常に難しい按配(あんばい)かもしれませんが、極論からすれば、「こう言ったら相手はどう思うかと考えることを止めたほうがいい」「いい人や賢い人のフリを止めればいい」と言う事になります。失敗しても嫌な事があっても結果的に過去の事なので、どうしようもありません。なので「こういう事もあるさ」とまたやりたい事などに前向きにやっていけばいいのではないでしょうか。

 

 

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